【要注意】受験生の夏休み、やりがちなNG行動5選|医学部チューター中心100名に聞いた

「夏は受験の天王山」——この言葉を、あなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

多くの受験生が「この夏休みでライバルと差をつけたい」「志望校合格に一歩でも近づきたい」と意気込んでいることでしょう。しかし、その強い気持ちが空回りし、逆効果な勉強法に陥ってしまうケースは少なくありません。

実は、志望校に合格した先輩たちの多くは、夏休みに「あること」を“やっていなかった”という共通点があります。

この記事では、20年以上の指導経験を持つ塾長と、難関大学に合格した100名以上の卒業生のアンケート結果に基づき、多くの受験生が陥りがちな「夏のNG行動」を5つ紹介します。

  • 夏期講習を全く受けずに合格した先輩が約3割もいた、その理由とは?
  • 過去問演習を始めるのに最適なタイミングはいつ?

この記事を読めば、あなたの夏休みの勉強がより戦略的で、効果的なものになるはずです。貴重な夏休みを無駄にしないために、ぜひ最後までご覧ください。

渡辺 懇(わたなべ まこと)

ラムス予備校塾長。担当教科は数学・英語・化学・古文・漢文・国語。20年以上にわたり数学を中心に、多科目指導や学習相談、小論文・面接指導まで幅広く担当してきました。ラムス予備校として過去10年で医学部合格者100名、医学部を除く旧帝大合格者85名を輩出し、多科目の視点から最適な学習設計で成績アップを支えます。

NG行動①:新しい問題集を次々と買ってしまう

夏休みになると、気分を一新して新しい問題集に手を出したくなる気持ちはよく分かります。「友達がやっているから」「有名な参考書だから」といった理由で、自分のレベルに合わない、あるいは必要のない教材を買い込んでしまうのは典型的な失敗パターンです。

実際に、難関大学に合格したチューター(先輩)へのアンケートでは、4人のうち3人が「夏休みはそれまで使っていた教材を中心に勉強した」と回答しています。

むやみに新しい教材に手を出すのではなく、まずは今使っている一冊を完璧に仕上げることが、合格への一番の近道です。

【夏の教材選びのポイント】

  • 浮気しない: これまで使ってきた教科書や問題集を完璧にすることを最優先しましょう。何度も繰り返すことで、知識は確実に定着します。
  • 背伸びしない: 「標準問題精講」や「名門の森」といったハイレベルな問題集は魅力的ですが、基礎が固まっていなければ効果は半減します。青チャートの例題、物理の基本的な問題がまだ不安な場合は、焦らず基礎固めに徹しましょう。
  • 買う前に相談する: どうしても新しい教材が必要だと感じたら、購入する前に必ず学校や塾の先生など、あなたの実力を客観的に見てくれる人に相談しましょう。

NG行動②:不安から夏期講習などの授業を取りすぎる

「周りが夏期講習を取っているから不安…」「授業を受けないと遅れてしまうかも…」という焦りから、必要以上に授業を詰め込んでしまうのもNG行動の一つです。

もちろん授業は大切ですが、成績を上げるためには、学んだ知識を自分で使いこなす「アウトプット」の時間が不可欠です。インプット(授業)とアウトプット(演習)の理想的な比率は「3:7」と言われています。

驚くべきことに、合格した先輩チューターの約3割は、夏休みの勉強における授業形式の割合がゼロでした。また、9割以上のチューターが、授業の割合を全体の勉強時間の3割以下に抑えていたのです。

授業を取りすぎると、復習や問題演習の時間がなくなり、結果的に「分かったつもり」で終わってしまいます。

【夏期講習・授業の受け方ポイント】

  • 目的を明確にする: 「苦手な三角関数を克服するため」「英文解釈の基礎を固めるため」など、その授業を受ける目的をはっきりさせましょう。
  • アウトプットの時間を確保する: 授業の予定を入れる前に、まずは自分で問題集を解いたり、復習したりする時間を確保しましょう。
  • 優先順位をつける: 不安だからとあれもこれも取るのではない、今の自分に本当に必要な講座は何かを考え、優先度の高いものに絞って受講しましょう。

NG行動③:具体的な学習計画を立てない

夏休みは学校の授業がない分、自分で時間を管理しなければなりません。行き当たりばったりで勉強を進めてしまうと、気づけばあっという間に時間が過ぎ、科目ごとのバランスも崩れてしまいます。

実際に、合格した先輩チューターの95%が「計画を立てていた」と回答しており、計画の重要性は明らかです。

ただし、ここで注意したいのは、あまりに細かく完璧な計画を立てすぎると、計画通りに進まなかった時に自己嫌悪に陥り、かえって勉強が手につかなくなる可能性があることです。

【失敗しない計画の立て方ポイント】

  1. 「やることリスト」を作る (What): まずは夏休みの間に終わらせたい教材や単元を具体的にリストアップします。
  2. スケジュールに落とし込む (How): 次に、リストアップしたタスクを1週間単位、1日単位のスケジュールに分配していきます。この時、少し余裕を持たせた「予備日」を作っておくのが成功の秘訣です。
  3. 迷ったら相談する: 「そもそも何をやるべきかわからない」「計画の立て方が難しい」という場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談しましょう。

先輩たちのデータを見ても計画作りが大切なのは一目瞭然ですが、いざ限られた夏休みの時間ですべての科目の配分を一人で決めるとなると、どれから手をつけるべきか迷ってしまうものです。

ラムス予備校では、蓄積された合格データをもとに、現在の定着度と志望校の配点から逆算した「今やるべきことの優先順位」を個別に分析しています。まずは現状の学習課題を一つずつ洗い出すだけでも、明日からの自習の質が大きく変わります。

「やることが多すぎてスケジュールに落とし込めない」「この夏休みに最優先で取り組むべき教材をハッキリさせたい」という方は、以下のラムス公式LINEよりお気軽にご相談ください。

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NG行動④:焦って過去問を解きすぎる

「夏の間に過去問で傾向を掴まなければ!」と焦る受験生も多いですが、これも大きな落とし穴です。

もちろん、志望校の過去問に触れることは大切です。しかし、まだ基礎学力が固まっていない段階で過去問を大量に解いても、ただ時間を浪費するだけで、得られるものは多くありません。

合格した先輩たちからも「早い時期から二次試験の過去問を解いたのは無駄だった」という声が複数上がっています。

【夏の過去問との向き合い方】

  • 目的は「実力試し」ではない: 夏に過去問を解く目的は、合格点を目指すことではありません。あくまで「今の自分と志望校との距離を測り、今後の学習のモチベーションを高める」ためと割り切りましょう。
  • まずは1年分でOK: 傾向を知るために、まずは1年分だけ時間を計って解いてみるのがおすすめです。
  • 基礎固めを優先する: 高校で使っている問題集の多くは、大学入試の過去問をベースに作られています。焦って過去問に手を出すよりも、まずは手持ちの教材を完璧に仕上げる方が、結果的に入試本番での対応力につながります。時間配分や問題を見切る技術は、基礎が固まった秋以降に鍛えても決して遅くはありません。

NG行動⑤:YouTubeやSNSを長時間見てしまう

勉強の合間の息抜きは非常に重要です。しかし、YouTubeやSNSは、一度見始めるとつい時間を忘れて没頭してしまいがちです。特に、一日中勉強して脳が疲れている時は、自制心が働きにくく、気づけば1時間、2時間と経ってしまっていた、という経験がある人も多いのではないでしょうか。

合格した先輩の半数以上も、息抜きにYouTubeやSNS、ゲームなどを活用していましたが、上手に付き合うための工夫をしていました。

「気合で乗り切る」のではなく、「仕組み」で解決することが重要です。

【スマホと上手に付き合うための仕組み】

  • スクリーンタイムを設定する: 保護者にお願いしてパスコードを設定してもらうなど、物理的に使用時間を制限する。
  • 誘惑を減らす: YouTubeのショート動画が表示されないように設定したり、SNSアプリを一時的に削除したりする。
  • 環境を変える: 究極の手段として、夏休みの間だけスマートフォンをガラケーに変えるという方法もあります。

まとめ

今回は、受験生が夏休みにやってはいけないNG行動を5つご紹介しました。

  1. 新しい問題集を買いすぎない: まずは今ある教材を完璧に。
  2. 授業を取りすぎない: インプット3:アウトプット7を意識し、演習時間を確保する。
  3. 計画を立てなさすぎない: 「やること」と「時間配分」を考え、無理のない計画を立てる。
  4. 過去問をやりすぎない: 基礎固めを最優先し、過去問は現状把握のために1年分程度に。
  5. スマホを見すぎない: 意志の力に頼らず、「仕組み」で時間を管理する。

これらのポイントに共通するのは、「焦って新しいことや難しいことに手を出すのではなく、今やるべき基礎を確実に固める」ということです。

情報や講義の誘惑が多い夏だからこそ、周囲の進度や焦りに流されず、自分だけの「今やるべきこと」に集中できる学習環境を整えられるかどうかが合格への分かれ道となります。特に、手持ちの問題集のやり込み具合や、夏期講習を絞るバランスといった優先順位の整理は、現在の習得度によって一人ひとり異なります。ラムス予備校では、長年のデータと豊富な指導経験を踏まえたうえで、今やるべきことの優先順位を明確にしたオーダーメイドの夏期学習プランを一人ひとりに合わせて提案しています。この大切な夏休みを「分かったつもり」の空回りで終わらせないために、一緒に現状の課題を整理し、迷わず実力を伸ばせる方向性を提示しています。

天王山となるこれからの勉強の進め方に少しでも迷いがあり、この夏休みに今やるべきことを正しく整理してみたいという方は、以下のラムス公式LINEよりお気軽にご相談ください。

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