【東海生必見】数学実力テスト対策の決定版!名大医学部OBが教える青チャート活用術
渡辺 懇(わたなべ まこと)
ラムス予備校塾長。担当教科は数学・英語・化学・古文・漢文・国語。20年以上にわたり数学を中心に、多科目指導や学習相談、小論文・面接指導まで幅広く担当してきました。ラムス予備校として過去10年で医学部合格者100名、医学部を除く旧帝大合格者85名を輩出し、多科目の視点から最適な学習設計で成績アップを支えます。
目次
はじめに
東海高校の皆さん、間近に迫った「数学実力テスト」に向けて、学習は順調に進んでいますか?
- 「青チャートを完璧にしたいけど、一体何周すればいいんだろう?」
- 「重要例題や演習例題が初見で全く解けなくて、正直焦っている…」
- 「ライバルたちはどうやって対策しているのか、リアルな話が聞きたい」
東海生にとって、数学実力テストは学年順位を大きく左右する一大イベント。多くの生徒がこのテストに全力を注ぐからこそ、上記のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、東海高校から名古屋大学医学部医学科へ進学したOBチューターたちが語る、リアルな数学実力テスト攻略法を徹底解説します。
- 青チャートの最適な繰り返し回数とは?
- 「×」がついた問題、いつ・どうやって復習するのが正解?
- 1日に最大10時間勉強した先輩が実践していた、ミスを減らすための「ある工夫」とは?
この記事を読めば、漠然とした不安が解消され、テスト本番までに何をすべきかが明確になります。東海生はもちろん、難関大学を目指すすべての高校生にとって、今後の数学学習の指針となるはずです。
東海生にとって「数学実力テスト」とは?
東海高校の数学実力テストは、単なる定期テストの延長ではありません。入試で問われるような応用問題ではなく、青チャートの例題レベルの定着を目的として、より広く、より難しい問題が出題されるのが特徴です。
名大医学部に在籍するOBチューターたちも、このテストを「大学受験の科目の中で一番重要」「東海生が本気でやってくる一大イベント」と位置づけていました。修学旅行の移動中にチャートしりとりをしたり、ホテルのクローゼットにこもってスマホの明かりで勉強したりと、まさに東海生が数学に情熱を燃やす期間と言えるでしょう。
このテストで結果を出すことは、校内での立ち位置を確立するだけでなく、大学受験に向けた数学の基礎体力を盤石にする上で極めて重要です。
「青チャートは何周すればいい?」への最適解
「チャートは何周やればいいですか?」これは多くの生徒が抱く疑問です。しかし、大切なのは周回数そのものではなく、「できない問題を、できるようにする」というプロセスです。
実際にOBたちがどのように取り組んでいたかを見ていきましょう。
- まずは範囲全体を1周解いてみる
- 重要例題や演習例題など、指定された範囲の問題をまずは一通り解きます。
- この段階では、解けない問題が多くて当たり前です。大切なのは、自分の現在地を把握することです。
- できなかった問題に印をつける
- 解けなかった問題、理解が曖昧な問題には「×」などの印をつけます。
- チャートに直接書き込むのに抵抗がある人は、問題番号をリストアップした別の紙やノートで管理するのも良い方法です。
- 「×」の問題を2〜3周繰り返す
- 1周目で「×」がついた問題を中心に、2周、3周と繰り返します。
- やみくもに全問題を同じ回数こなすのではなく、苦手な問題に時間を集中投下することが効率化の鍵です。
重要なのは、回数をこなすこと自体を目標にしないことです。1問1問の理解度を確認しながら、着実に「できる」問題を増やしていきましょう。
×がついた問題、どう復習するのが正解?
「×」を「〇」に変えるプロセスこそが、学力向上の核となります。OBたちの復習法には、すぐに真似できるヒントが詰まっています。
- 解説を読んだら、その場で解き直す
- 答えを見て「わかった気」になるのは非常に危険です。解説を読んだり、先生に質問して理解したりした後は、必ず自分の手でペンを動かして最後まで解ききりましょう。
- 解説を書き写すだけでも、読むだけの場合と比べて理解度が格段に上がります。
- 復習のタイミングを工夫する
- パターン1:即日〜翌日に復習
- 質問して解決した問題や、解説を読んで理解した問題は、記憶が新しいうちに再度解き直す。自分だけの力で解けるかを確認する。
- パターン2:範囲全体を終えた後に復習
- テスト範囲を一通り終えたタイミングで、「×」の問題だけをまとめて解き直す。少し時間を空けることで、本当に定着しているかを確認できます。
- パターン1:即日〜翌日に復習
どちらのパターンにも利点がありますが、共通しているのは「理解した直後に自力で再現してみる」というステップです。この一手間を惜しまないことが、確実な定着につながります。
例題だけでOK?エクササイズ問題はやるべきか
例題がある程度固まってくると、「エクササイズまで手を出した方が良いのでは?」と不安になる人も多いでしょう。この点について、OBたちの意見はほぼ一致していました。
- 結論:まずは例題の完璧な定着を最優先する
- 東海高校の先生が配布する範囲表にも「学習の中心は例題に据える」と明記されています。
- 特に数学が苦手な人や、まだ例題の定着に不安がある人は、エクササイズに手を出すべきではありません。中途半端に手を広げ、例題の完成度が下がるのが最も避けるべき事態です。
- 実際に、エクササイズまで手を出した結果、例題の定着が疎かになり成績が振るわなかったという先輩の体験談もありました。
もちろん、例題が完璧に仕上がっており、更なる演習を積みたいという場合はエクササイズに取り組む価値はあります。しかし、その場合でも「出そうな問題」や「苦手分野」に絞るなど、戦略的に取り組むことが重要です。基本はあくまで例題にあることを忘れないでください。
重要例題が初見で解けない…これって大丈夫?
「重要例題や演習例題が、初見では全く手が動かない…」と悩んでいませんか?
心配ありません。それはごく自然なことです。OBたちも「初見で解けないことは気にする必要はない」と断言しています。
重要なのは、解けない問題に直面したときの対処法です。
- 粘りすぎない
- 3〜5分考えても方針が立たなければ、潔くヒントを見ましょう。
- まずは問題の上部に記載されている「指針」を読みます。ここで方針が立てば、再度自力で挑戦します。
- それでも分からなければ、解説を読み込みます。
- チャートを「問題集」ではなく「解法を学ぶ参考書」と捉える
- チャート学習の目的は、「解く」こと以上に「解法をインプットし、使えるようにする」ことです。
- 初見で解けない問題は、新しい解法パターンを学ぶ絶好の機会と捉え、効率的に知識を吸収することに時間を使いましょう。
合格者が実践した「差がつく」勉強の工夫
最後に、ライバルと差をつけるための勉強の工夫を2つ紹介します。
- ポイント1:計算過程を省略しない
- 「これくらい暗算でできる」と思っても、あえて一行増やして書くことを心がけましょう。
- 計算ミスは、脳に負荷がかかることで発生しやすくなります。途中式を丁寧に書くことは、ケアレスミスを劇的に減らすための最も確実な方法です。そこでケチれる時間はごくわずかです。
- ポイント2:解法のポイントを「言語化」する
- 問題を丸暗記するのではなく、「このキーワードがあれば、この解法を使う」というように、解法に至るプロセスを自分の言葉で説明できるようにしましょう。
- 例えば、「“少なくとも1つ”という文言があれば、余事象を考える」といった具合です。
- 解法のポイントを言語化できるレベルまで理解が深まると、応用問題にも対応できる本質的な力が身につきます。友達に教えたり、自分自身に解説してみたりするのも非常に効果的です。
他校の生徒にも共通する「難関大合格への鉄則」
今回の座談会では、東海生以外の高校生に向けても、志望校合格を勝ち取るための貴重なアドバイスが語られました。他校に通う皆さんも、以下の3点は今日から意識してみてください。
- 「難しい問題を解くのがかっこいい」という幻想を捨てる
- 難関大入試でも、合格点を確保するために最も重要なのは「基礎問題で取りこぼさないこと」です。応用問題にばかり目を向けず、まずはチャートの例題レベルを10割完璧にすることに全力を注ぎましょう。
- 背伸びをしてレベルの合わない参考書に手を出さない
- 周囲が難しい参考書を使っていると不安になるかもしれませんが、大切なのは「今の自分のレベル」に合っているかどうかです。不安な場合は、塾の先生などに相談して、自分の理解度に適した1冊を見極めてもらいましょう。
- 「これ!」と決めた1冊を徹底的にやり抜く
- 世の中には多くの参考書がありますが、あれこれ手を出して全てが中途半端になるのが一番の失敗パターンです。数学なら「チャートを全範囲やり抜く」というように、1つのシリーズを信じて使い倒すことが、結果として全範囲を網羅する最短ルートになります。
名大医学部に合格したOBたちも、結局は「青チャートの例題」という基礎の積み重ねが合格の決め手になったと口を揃えます。今やっている基礎学習に自信を持って取り組んでください。
まとめ
今回の記事では、東海OBの名大医学部生チューターたちが実践してきた、数学実力テストの具体的な攻略法について解説しました。
- まずは例題の定着を最優先し、できない問題に絞って繰り返す
- 分からなかった問題は、解説を読んだ後に必ず自力で解き直す
- 初見で解けないのは当たり前。粘りすぎずに効率的に解法をインプットする
- 計算過程の省略や丸暗記を避け、ミスなく、本質を理解する学習を心がける
これらのポイントは、東海高校の数学実力テストだけでなく、大学受験本番に至るまで、あらゆる数学学習の場面で役立つ本質的な考え方です。
ラムス予備校では、今回話をしてくれたような東海OBのチューターが多数在籍し、日々の学習をサポートしています。彼らは、皆さんが今まさに直面している悩みを乗り越えてきた先輩です。
- 「自分のやり方が本当に合っているか不安…」
- 「この問題のポイントを言語化して教えてほしい」
- 「自分に合った参考書の使い方を相談したい」
そんな時は、ぜひラムス予備校のチューターに質問してください。一人ひとりの状況に合わせた的確なアドバイスで、あなたの学習を最短ルートで合格へと導きます。もしご興味があれば、ラムス予備校のLINEからお気軽に個別相談をお申し込みください。